木の上一家

Nahoho2009-09-03

 義父母の山荘の裏山で念願のツリーハウス製作中。
製作と言っても、私はもっぱら構想のみで、作業はジャイが担当。私はもっぱら下草刈りと枝打ち専門。それに、建物からここまでの斜面に義父が階段を作ってくれたので、アクセスも良好。ジャイはロープワークマニアやから、こういうのにうってつけ。あーしろこーしろという私の指示に喜々として従ってくれる。普段、共同作業ってものがほんまに無理な私たち、今回の役割分担は珍しく機能。ツリーハウスというより、木を楽しむための足場のような代物やけど、それがあるだけで木にずっと親しめる。

 写真ではわかりにくいけど(手前左のほうにうつってる長い紐)、長めのターザンロープを高い枝からぶら下げたら、これがかなり面白い。「木の上ロープ」とコタに名付けられたとおり、森の低木の樹冠の上を飛んでる感じ。こんなん親に作ってもらえるなんて、いいなあ〜。「乗る時は必ず、ア〜アア〜!と叫ぶように」という、母のベタな指示を聞いてくれたのはキナだけやったけど。。コタは週末ずっとここから離れなかった。

トモちゃんの場所も作った。でも、すぐ立ち上がろうとして危険なので、寝てる時だけね。

ア〜アア〜と叫びたい人はぜひいらしてください。
命の保証はできませんけど・・・。

山の夏

Nahoho2009-08-27

 朝晩冷えてます。もう暖かい布団も出してきた。でも、昼間は毎日晴れて爽やかそのもの。子供たちも、まだ震えながら学校プールに入ってる。

 コタの小学校では毎年「親子レク」ってのがあって、年に一度、休日に生徒の家族と先生が遊ぶ。クラスメートの顔もわからんくらいの大所帯ならともかく、13人きりで6年間すごすのにそんなん必要か?と思いつつ、休日に駆り出される先生にも同情しつつ、今年も開催。
 今年の企画は、ジャイの職場の菅平でのピクニック。まずは広場で遊んだり散歩したりして、その後は、川遊び。
信州の子はさすがに慣れてるのか、めっちゃ冷たい水にどんどん飛び込む。
超・慎重派のコタは、みんなが飛び込み、ブームも去って静かになった頃にやっとジャンプ!

その後、嬉しそうに何度も飛び込んでた。何事もスロースターターの子だけど、あせらず見守ってやれば、最後にはちゃんとやり遂げられるようになってきた。

 滝くぐりも。
キナはフツーに小学生と混じって遊びまくり。

 最後はみんな突然寒い寒いと大騒ぎして、大急ぎで着替えて、野原に戻りひなたぼっこして解散。
おみやげは、駐車場で見つけたカブトムシ。
夏の終わりのキラキラした1日でした。

夏休み、終了。

Nahoho2009-08-20

コタは今日から2学期、キナは渋々保育園へ。

短い夏休みやったけど、子供会のお泊まり、花火、ピアノ発表会(コタ)、伊豆で1週間の海三昧、祖母宅への帰省、地元の盆祭、野外コンサートなどなど充実の夏だった。
子育てマンガで、子供の夏休みには、親は自分の子供時代を投影して再現しようとするってあったけど、ほんまにそうやなあ。自分が息が止まるほど楽しかったこと、嬉しかったこと、子供時代のほんの数年にしか感じられないあの特別なワクワク感を感じさせてあげたいなあと思う。
なんて言って、いまだに一番楽しんでるのは、私かもしれへんけど、笑。子供と一緒にもう一度ワクワクできて、幸せ。


今回、伊豆の子浦海岸で、民宿の手漕ぎボートで湾のあちら側にある「海上アスレチック」へ行って遊ぶ、ってことやった。写真の向こうに見える山のふもとの海にアスレチックが。魚いっぱいの深めの岩場の上に、滑り台やらジャンプ台やらあって面白すぎ。小学生以上のお子様にお勧めです。

恒例の堂ケ島の海での従兄弟大集合も、子供たちはほんとに楽しそう。そりゃあ、そうやんな〜。こんな楽しい機会を作ってくれる義父母に感謝。雨が多かった今年は昨年と海の様子が違っていて、毎年同じところに来るのっていろんなこと感じられていいなあと思った。
今年は早朝の海釣りにもチャレンジ。私はこの間、寝てたけど。。


離乳食持参の旅で、大きい子たちの遊びに釣れ回された、トモちゃん。汗疹いっぱい作っちゃったけど、子供たちに囲まれていつも楽しそうだった。
だけど、新たな環境でとうとう人見知りが始まってしまった。そして、久しぶりに帰った自宅で私を追いかけ続けるトモ・・・。
今回は「ぎゃはは!ボクも後追い〜」「私も〜」と、トモの後にハイハイの真似して超笑顔で付いてくる子供たちが約2名、、涙。
3名の追っかけを引きつれ、また自宅でトイレに行けない時期が始まったのでした。
それにしても、もうちょっと長くして〜夏休み!

夏問題

夏です。庭にはヒマワリが咲き、窓際ではクワガタがジタバタ。
今年はもう、花火も夏祭りも海水浴もやっちゃいました。
トモはつかまり立ちまで始めた。早過ぎて唖然。
しかし、毎日慌ただしくて写真もロクにとれません。ごめん、3人目!


ところで、長野で一番困ること。夏休みが短い!!
まだコタは学校行ってます。あと二日・・・・ゼイゼイ。
そしてたった3週間弱の休みの後、お盆が明けたらすぐ、秋と2学期が始まる。
宿題は多いし。なんでこんなに勤勉なの、長野県民!?
あ〜、早く夏休みになんないかなあ。


夏になると、毎日のように、ご近所さんや知りあいから野菜が届きます。
有り難いのですが、主婦としては、もうとっくに冷蔵庫は飽和してしまっているうえに、またピンポ〜ンと野菜が来るので、あせる・・。夢にまで茄子が、トマトが・・・。漬物、ピクルス、いろいろやってみるけど、やっぱり子供は生が好き。キューリなど、もはや切らずに丸のまま机の上に置いておいて、水代わり?に、ボリボリ丸かじりばかり。でも大量には食べられない。ああ、ジレンマ。
夏野菜、誰か食べに来ない??キューリ食べ放題よお。

水無月のころ

Nahoho2009-07-07

昨日は七夕。でも長野では、ひな祭りなんかのお節句は旧暦で祝うので、七夕祭りも来月。日中はそれなりに暑くなるけど、夜はまだひんやり。窓は閉めて寝る。


6月にコタ小学校で音楽会。
去年初めてこの会を観た時は、こどもたちのまっすぐな歌声にうるうるしたなあ。
今年は初めてのリコーダーで「カントリーロード」とたった13人での2部合唱。
そして、写真は全校合唱。全員で120人ちょっとやから全員でステージに立てる。壮観!


その後、音楽会に来てくれた義父母とサルの温泉・・・じゃなくて地獄谷温泉へ。
ほんまに猿が温泉入ってた・・・。

宿の部屋の窓際まで野生の猿がやってくるほんまに秘境の温泉。
そんな山奥なのに、白馬でのスキーと併せてオーストラリア人が押し寄せる人気のスポットらしく、冬休みは宿が外人でいっぱいになるんやで〜と、なぜか関西人の宿のおっちゃんが話してた。私は初めてイナゴを食べた。結構なんでも食べれるけど、虫系、あかんかも・・あの食感が・・・。


里は麦秋の季節。
青々としてきた田んぼの緑のなかに、麦の赤茶があったかく。
やっぱりこの色を見ると連想するのは美味しいパンと、そしてビールやんね??
キナの保育園の前の畑なので、おいしそーと思いながら毎日通り過ぎてるのは私だけ?

家の中では、トモが高速ハイハイ開始。
しずかーにひとり遊びしてたと思うと、目標物を見つけるとすごい早さで移動して到着。即、口に入れる。
兄・姉が始終なにかを床に落として、それに向かってトモがダッシュするから、気が休まらない私。私、ずっと怒ってる気がする・・・。
離乳食も始めたので、食事中もコタキナを構うことができなくなって、二人の欲求不満がたまっていく気配がモンモンと。
私が3人欲しいわあ。


癒されるのは、やっぱり森。
久々にブナの大木が生えてる森に友達と行った。
登ってくの大変やったけど、着いたらこんなに気持ちいい。
我が子たち、普通は子供が(大人も)行かないようなドロドロ、ヤブヤブの道もたくましく上ってく。
そして、下りはダッシュ。すごいなあ。


とりとめもない記事になりました。
最後に、6月に一番食べた野菜。コレ。
採れたての新鮮なんをマヨか味噌つけて丸かじり。今までサラダとかいろいろやったけど、なんやそのままが一番やん!
7月の今はもう手に入らない。おいしいものの時期はあっと言う間に過ぎていくから、見つけたらすぐ食べる。これ長野に来て知った旬の鉄則。
ハチクは焼いて、お酒のあてに。
野菜の美味しい季節、満喫中。

6月の成長

野菜が美味しい季節になって、近所ではキャベツ成長中。
結婚記念日に、近くにある玉村豊男氏のワイナリーレストラン・ヴィラデストでランチ。
ここは、近くの里山から北アルプスまで見える景色の良さと、敷地内の農園で作ってる美味しい野菜・そしてもちろんワインが美味しい!
ジャイに運転任せて、ひとりおいし〜ワインを昼間から飲んできた。しょっちゅう忘れる記念日、子育て中の今は昼間から美味しいもの食べに行ける貴重な機会やから忘れない〜。


その後の大仕事は、すぐ後のキナ誕生日。
イギリスでのコタの欧米風派手パーティを見てきたキナは、今年は私もパーティやる、と宣言。
ただいま赤ちゃん返り真っ最中のキナ、毎日家でも園でもかなり荒れて、不安定。
だから、せめて誕生日は盛大に祝ってあげようと、招待状書きから、当日のメニュー(サンドイッチの具のひとつひとつ・ケーキのトッピングまで)、飾り、お土産まで、細か〜く注文をつけてくるキナの望み通り、母は手足となって働きました。近所の友達呼んで、楽しくお祝い。

私たちからのプレゼントは、お待ちかねの自転車。
ずっと私と手をつないでた子供が、始めて乗り物に乗って一人で漕ぎだすと、急に親離れされた気分。ママは押さないで!と釘をさして、どんどん先に進んでいっちゃう。
自転車は始めの乗り物。これが、バイクになり、車になり、電車や飛行機にも一人で乗って、そしていつか私の手なんか全然必要としなくなって、どっかに飛んで行くんやなあ、と思いながら後ろ姿を眺める。
そんな、始めの一歩(一輪?)を漕ぎだしたキナ5歳の誕生日。


兄も成長してる。
今春から始めた、月に一度小学生を集めて自然の中で遊ぶグループでの初めてのキャンプが先週末にあった。
心配性の彼、前のようにあからさまに怖がったりしないものの、やっぱり数日前から涼しい顔して「やっぱり日曜日レゴやりたいから、やめとくわ〜」とか言い出しつつ、がんばって出発。翌日迎えに行ったら、顔を灰で真っ黒にしながら笑顔で迎えてくれた。いろいろは話してくれないけど「ぼく、朝から夜までず〜と遊び続けてたよ。」と笑顔。よかったね。


トモは、得意の寝返りと最近始めたハイハイで、家猫のようにみんなの足下をころころずりずりしては笑顔を振りまいて、みんなの膝に次々と乗っけられてい〜こい〜こされてる。3人目は得やね〜。
 

かえるの歌

Nahoho2009-06-09

五月半ばくらいから、カッコウが鳴き始めた。
カッコウってほんまに「かっこう」って鳴くわ〜と感心。
でも、一番すごいのは夕方から始まるカエルの大合唱。

学生時代付き合ってた人が、「実家の周りは夏になるとカエルの声がすごい」って言っていて、そんなもんに馴染みのなかった私はふ〜んって思ってたけど、ある日実家から電話をくれた彼の声の後ろで何かウワ〜ンと音響が。うわっ、これがカエルかあ〜と感心すると同時に、聞きなれない音に、よく知ってるはずの彼が別世界に行ってしまったような、さみしいような気がしたっけ。

三人の母となった今、なんと私がカエルに囲まれた土地に住んでいる。歌ではカエルはケロケロと鳴くけど、田舎の田んぼから聞こえる大量のカエルの声は、あの時電話で聴いたみたいに、全部が一緒になって耳鳴りのようにワンワン聞こえる。
夜、ベットに入ったキナが「ママ〜、お外から変な音聞こえる、こわい〜!」と言うから「あのねえ、怖がらずによーく聞いてごらん、何やと思う?」って、みんなで耳を澄ますと、ひとり(一匹)づつのケロケロが聞こえてくる。「なんだ〜カエルだ、怖くないわ。」と、キナは安心。

あ〜あの時の私も、もっと耳を澄まして聴いてれば、あんなにさみしくなんかならなかったかも、なんて想う初夏の夜更け。
きっと今も変わらず、彼の地でカエルは鳴いていることでしょう。


カエルの棲みかは水の張られた田んぼ。
田植えしたての水面に青空が映る、五月の信州。ん〜、いい季節!


(おまけ)
標高の高い菅平高原に登ると、ハルゼミの鳴声がすごい。カッコウも霞むくらい。
せみの声を聴きながら、娘二人とワラビ採り。

今まで旅行先の山菜ソバでくらいしか出会わなかったので、ワラビがこんなにおいしいものだとは、この年になるまで知らなかった。
おひたしに、混ぜご飯に毎日登場。半分は塩漬けにして、冬の楽しみに。