Camping@Jurrasic coast2 食べたモノ

Nahoho2006-08-15

気がつけばもう夏休みも半分過ぎた。あっという間やなあ。こっちの学校は夏休みの宿題なんてものはないので親としては気楽。外はすっかり秋やけど、夏休みはまだ続くよー!
もう少し南部の話の続きを。イギリスで「その土地ならではの食べ物」ってのは、ほとんど存在しないって事が1年経ってわかってきた。何も美味しいものはないってことではないけど、その辺のスーパーで世界中の食材が手に入る代わりに、その地域らしさってのはほとんどないのが現代のイングランド。港町に行ったって、フィッシュアンドチップス食べて「魚が内陸より新鮮・・かな?」って無理やり納得するくらい。
そんなイギリスでその土地らしさを一番楽しめるのは、地ビール!大抵の街や村にそこのローカルビールがあって、気軽にパブに立ち寄って一杯を楽しめる。南への中継地として初日に泊まったウェールズとの境近くの街harefordはサイダー(リンゴの発泡酒。日本ではシードル)の産地で、シャトー巡りならぬサイダーファーム巡りができるところ。早速キャンプ場最寄りのパブでローカルサイダーを注文。オーガニックならではの香りもあって、なかなかの味。2杯目に飲んだこのパブで作ってるエールも美味しかった。爽やかなイギリスの夏、パブのテラスで飲む一杯は最高!日本に帰って一番恋しくなるのは、多分パブやなー。
ってことで、現地の食事については特に期待していなかったので、倹約も兼ねて今回は昼食のサンドイッチも含む食材のほとんどを準備して行った・・はずが、夕食のメインであるバーベキューの肉類を全部冷凍庫に置き忘れた(by ジャイアン)ため、結局毎回購入することに。でもそのおかげで、宿泊したキャンプ場を経営するファームのオーガニックソーセージやバーガーを堪能。バーベキュー、肉食の国でやるとやっぱり美味いモンです。魚と同じようにいい肉ほどシンプルに食べても美味しいのがよくわかる。

最後に甘い話。南部に行くと「cream tea」の看板がやけに目に付く。お馴染スコーンと紅茶のセットなんやけど、南部が元祖らしい。そして最大の違いはスコーンについてくるクロテッドクリーム。シェフィールドやその周辺のティールームで付いてくるのは大抵ホイップクリーム。クロテッドはスーパーで買って自宅で食べたのみだった。イギリス人の友人の「南部のクロテッドクリームはスーパーのそれとは違うものだ」という話を半分?で聞いていたんやけど。
今回のキャンプ場はナショナルトラスト経営のカフェも併設していたので、迷わずここで注文。そのクリームは濃厚で新鮮な生クリームの味。ほんとにスーパーのとは別のモノ、めっちゃうまーい、!とジャムとクリームのっけたスコーンの一個目をパクパク食べ終える頃・・・突如モーレツに気分悪くなった。いや、ホントに美味しかったんやけど。その晩はそれからずっと胃がもたれたままやった。クロテッドクリームは恐ろしく脂肪分が高くて心臓に悪い、と言われているらしい。胃じゃなくて、心臓。危険な味やった。