春の海

Nahoho2008-02-13

 ここ数日とても暖かい日が続いて、怖いくらい。最後のハーフタームホリデーの1週間を子供とのんびり過ごし中。でもここで気を抜くとまた1ヶ月間雨、とかがやってくるんじゃないかとおどおどしてしまう悲しいイギリス性(笑)。日本から戻った時に、どう見ても曇りの朝にジャイアンが「よっしゃあ、今日は晴れてるー!」と嬉しげに叫んでて、はあ?と思ってたけど、そういえばそれもイギリス性(涙)。
 日本で「ホームレス中学生」という本がヒットしてて、実家で読んだ。それを書いた芸人さんのことは全然知らなかったんやけど、その本に登場する、彼がホームレス生活を送った公園が実家の近所のよーく知っている場所で、しかもその芸人さんの兄は私も知ってる高校の同級生だった・・ということもあって我が家では話題だったんやけど、その本の後書きに「貧乏生活を送ったおかげで幸せのハードルが下がりました。ご飯一杯で幸せな人生です。」とあった。何が言いたいって・・それってまさにうちらのイギリス生活、特に冬。あまりに暗いため、薄曇りで幸せになれる・・・。幸せのハードル下がりました、はい。
 と言う訳で、せっかく晴れた先週末(それだけで興奮モード)。イギリス最後の旅行、ということでまた海に行ってきた。夏にも行ったお気に入りのRobin Food Bay。朝から車を飛ばして、海辺で遊んで、ティールームでのんびりお茶して、また遊んで。適当に見つけたB&Bに泊まって、また次の日も海辺で遊んで。帰りはお決まりのWhitbyのFish&Chipsを食べて帰宅。とにかく晴れさえすれば、イギリスのカントリーサイドは最高に気持ちがいい。8月に来た時よりも暖かだったような。
 いつまでも飽きない、砂遊び。こういう時は仲良し兄弟。

 潮が満ちると湾はこんなふう。手前に見える小さな街、内部は古い石畳と家が並びとてもいい感じ。

 そして同じ場所、潮が引くと遠浅で磯遊びには最高。霞で向こうの半島が霞んで幻想的な朝。貝いっぱい拾って、ウチに帰って茹でて食べた。