３歳の娘

　６月５日でキナは３歳になった。まだバブバブ言ってた９ヶ月でイギリスに来たキナは、今では一緒に買物に行って私の選んだ服に「まみぃ、それ、かわいくないちー。こっちにちて！」とイッチョマエな口を聞くように。コタの３歳の時に較べてあまりにもお腹やお尻が大きいのが気になるけど（笑）、元気に育ってる。最近はカメラを向けると、こうやってヘンな顔しかしなくなった。白目むいてるのよりマシやからこの写真にしたけど、ちょっとなあ・・。
　大きなパーティはしなかったけど、こちらは誕生日の日にその本人が学校や幼稚園にケーキを持参してみんなに振る舞う習慣があるから、写真下のカップケーキを前夜に５０個ほど焼いて、翌日のナーサリーに持っていってロウソク立ててお祝いしてもらった。他にも私が毎週参加してる子連れの英語勉強グループでも同じようにカップケーキでお祝い、と出前方式であちこちでのお祝いやった。家族のために焼いて、ジャイアンが飾り付けしたこのショートケーキ、キナはクリームと苺だけ食べて残してた・・こらー！
badger（アナグマ）キナ。お面、仮装系大好き。

　キナは北海道で、当時８３歳だった助産婦山内さんに自宅で取り上げてもらった。彼女は今流行りの「自宅出産」とか「自然なお産」って何ですか？みたいな、昔ながらのやり方をただ真っすぐに勤勉に続けられて来られた究極の？昔ながらのお産婆さん。家族の遠い私達をほんとのおばあちゃんのように産後もいろいろお世話してくれた。食事を差し入れてくれたり、手編みのマフラーを作ってくれたり、嬉しかったなあ。この前の手紙では、８５歳の現在も現役で仕事を続けられている、ほんとに稀ですごい方（語彙が貧弱やな、私）。開業助産婦がただひとりしかいない北海道の田舎で、いろんな事情の妊婦さんを見捨てられず、ひとりずーっとがんばってはる。キナの誕生日が来るたびに、山内さんにもいつまでも元気でいてほしい！と思う。
　３年前の今頃、北海道でも夏が始まろうとしてた。そして今年、うちの庭でも夏の花が咲き始めた。Fox gloveにアリウム。