日本庭園講座修了

Nahoho2007-05-22

 Japanese Garden Workshop無事終了!私が庭作りを手伝っている公園で開かれた一般市民向けのこの講座、テーマがマニアックなだけに始めはせいぜい20人がいいとこかな・・と思っていたのが、よく晴れたおかげか当日は50人超えるのお客さんが来てくれました。いやはやイギリス、しかもこんな田舎でも日本庭園が人気なんて・・びっくり。
 庭作りの現場に机と椅子を並べ、青空の下でレクチャーと石組みワークショップ、要するに講座内容全部が私の担当だったので、当日まではそれは気苦労がたまりました。特に不特定多数の前で話をするのは、私が最高に苦手なこと。夫にさえ意味不明と言われる私の会話が、ガイジンのみなさんに伝わるのが心配でした。前日には夫にたっぷり発音や文法を直されて、でもそのおかげもあって、最後には聞いてくれたお客さんの一人が次の仕事の申込もしてくれたので、多分なんとか伝わってたのでしょう。ワークショップのほうは、人数を制限してひとりひとりと話す余裕があったので予想以上に楽しくて、他の人の作品を見て私自身の勉強にもなりました。やっぱり私は少人数が好き。不特定多数の人の前で話すことを仕事としている方達(先生とか)、本当に尊敬します。
 今回、日本人の友達二人が助っ人にきてくれて、休憩時間に緑茶とおにぎりを売ってくれました(きっとこっちが目当てだった人も多いはず!)。おかげで私も日本のことを話す場に日本人たった一人、というさみしい状況にならずにすんで、たくさん勇気ももらいました。ありがとう!
 私自身の日本庭園の仕事は、実際にはやる気満々でフルタイムで仕事を始めて数ヶ月で妊娠により退職、という情けない過去があって、勉強とバイトは2年したものの現実には見習い程度なので、そんな私が偉そうに庭の話するのもおかしな話、と思ってずっと躊躇していました。だけど遠い外国までやって来て、そんな半端な私でも頑張ればそれでいいよーって受け入れてくれる場所を見つけられたのは、幸せなことなのかもしれません。
 一番大好きなブルーベルの季節も、このドタバタのうちにやって来て、去っていきました。