港町Liverpool

Nahoho2007-04-11

 弟たちと一緒にリヴァプールに1泊2日で行ってきた。シェフィールドから車で2時間強。小さな我が家の車に全員は乗り切れないから、コタは弟(つまり彼の叔父さん)と二人で電車の旅。リュックにお菓子とポケモンブックを詰めて、弟を手を繋ぎウキウキとでかけていった。親以外の大人と外出って珍しくて、普段と違う緊張感もあってなかなかいい体験だったよう。
 リヴァプールのAlbert Dockは古い造船所や倉庫が美術館やショップに改装されてて、ちょうど神戸のモザイクみたいな感じのところ。現代アートのTate GalleryやMarine Museum,Slavery(奴隷)Museumなどが集まってる。久々に海をみてそれだけで気持ちよくなりつつそれらを巡る。

 リヴァプールはその昔アフリカやカリブから船で何万人もの奴隷を運んできた最大の玄関口だったらしい。今年はイギリスにおける奴隷廃止200周年で、よく関連ニュースが流れていて興味があったので博物館はビンゴだった。奴隷制度は、これまでのどんな大きな戦争や虐殺なんかよりも大規模な人の人生や命を巻き込んでいて知れば知るほど酷い歴史的大罪だと思う。
 港エリアを後にして、小さなチャイナタウンの四川料理レストランで夕食。その後かなり迷って友人宅に到着。諸所の事情で家主の友人はおらず私達だけで家を使わせてもらった。主のいない他人の家を使わせてもらうって、日本じゃあんまりなさそうだけどこっちではよくある。そんな気軽さ私も持ちたいなー。
 
 メトロポリタン大聖堂。スーパーモダンな教会。リヴァプールは町が世界遺産に登録されているだけあって、壮大な建築群など意外と見どころが多かった。私はWorld Museumで翼竜の化石と月のカケラが見れて大喜び。おっと忘れてた。一応、ビートルズがかつて演奏してたパブとかも行ってきた。おじさんがステージでビートルズソングを歌ってた。子連れなので入店はやめて、そのあたりをウロウロと。ビートルズ、嫌いじゃないけどそこまでファンでもないのでまあサラッと。港町らしくギュッと詰まって明るい雰囲気のリヴァプールは私の好きな種類の都会だった。
 子供たちはこんな感じで、ココをいじってははしゃいで騒いで過ごしたHappy Easterでした。