謹賀新年

Nahoho2007-01-04

 明けました。こっちではもう3日から学校が始まり、また平常通りに戻ってる。
 そんなお正月気分のなさを吹き飛ばすように、元旦は日本人仲間とのイベントで盛りだくさんだった。まずは初日の出から。私は本来、大晦日の除夜の鐘は欠かせないけど初日の出なんて眠いし寒いから行く筈もない人。横浜育ちのジャイアンは湘南の海で毎年初日の出を拝んで育ったのでそれがないと落ち着かないらしい。で、元旦恒例の「初日の出いこーよ」『絶対いややー」バトルが繰り広げられ、ここのところ一人で勝手に行ってもらう事がほとんだだった。が、今年冷静に考えてみると、日の短いイギリスの日の出時刻なら行けるかもしれない。毎朝起きても真っ暗やし。案の定、調べてみると元旦の日の出は8時24分。そんならいけるかー、とピークで初日の出となったのだ。
 友達の日本人夫婦とともに向かったピーク。寒いのは予想してたけど、予想を遥かに超えた強風が吹き荒れていて、車を降りた時はもう帰ろうと思った。しかし「ピークにあるストーンヘンジで初日の出を見る」という自分の立てた計画に夢中のジャイが諦めるはずなどない。「お家に帰りたいー」と泣き鼻水垂らす子供たちを引き連れて大風のなか丘に向かったのだった。目的地に着いたあと、息もできないくらいの風なのをしのぐためにテントを張って、みんなで中で待った。誰かが四隅に座ってないとテントも吹き飛ぶ風だった。
 そして間もなく御来光。早朝は降ってた雨も止んで、ピークの丘の彼方に見える薄い雲の後ろから太陽は上がってきた。ゆっくりゆっくり空と空気とピークの草原の色を変えつつ日が昇ってくるの、綺麗だった。笑っちゃうくらいハードな状況なのに、なぜかとっても満足感の残った初日の出だった。いい年になりそうだ!(下はテントが飛ばないようにおさえつつ日の出を見てる友達夫婦)

 帰宅後、僅かに残ってた頂き物の日本酒をお屠蘇にしてから、お雑煮とお節を頂いた。今年も手のかかるシイタケ煮やトンポーローや伊達巻なんかはジャイアンが、煮豆(キドニービーンズで代用)や煮しめやなます(大根ないから蕪で代用)なんかの簡単なのは私がパパッと作った。友達の持ってきてくれた焼き豚などもあってイギリスにしては豪華なお正月でしょ?

 その時点でまだ正午。その後、友人宅の大きな新年会に呼ばれていたのに家族で行って夕方まで飲み続け食べ続け(酔ってて写真なし)声枯れた。そしてこの後夜から行く予定だったジャイアン友人宅のハウスウォーミングパーティ(引越祝い)に行こうとしたら、なんと大晦日に開催してたのに日を間違えていた、という元旦からいつもどおりのジャイ的失敗をやらかすというおまけもついた今年の幕開け・・・。さあどんな年になるのやら。