ジジババ渡英記その1 北ウェールズ

Nahoho2006-11-08

奇跡的な晴天続きに恵まれて、濃くて短い10日間のイギリス滞在を終えた両親が帰国した。
予想に反してキナはいきなり夜明けの初対面からみっちゃん(父)に笑顔で抱っこされてた。「一緒に寝る」は無理だったけど「一緒にお風呂」は初体験。お互いにチュー連発。
両親がスーツケースにいっぱいのお土産とともに到着したその翌日から、レンタカーを借りて北ウェールズに出発。今回はコテージを借りて3泊4日でスノードニア国立公園の山と海が目当ての旅。「4日あれば天気が悪いので有名なウェールズでも1日は晴れるはず」の予想を超えて、初日はすごい風でびっくりしたものの後の3日はピカピカ晴れ。秋の青空と眩しい光を浴びる山の紅葉が気持ちいい。
コテージはファームのど真ん中にあって、海と山を見渡せる。石造りのかつての馬小屋を改装して山小屋風にしてあって、何でも揃っててびっくり。ロフトの2階に子供は大喜び。子連れで外食しなくてすむし、暖かいし、子供が騒いでも気兼ねなしでコテージはよかった!
スノードニアでは蒸気機関車に乗って「シュッポ・シュッポ」のホンモノの音を聞きながら、時折煙に巻かれつつ汽車登山。休日なので満員だった。

雨の日はカナーヴォン城を見に行ってウェールズのシンボルの赤いドラゴン人形を買ってもらったり、湖の近くを散歩してそこらじゅうにいる羊を追い込んでみたり、本物の羊飼いと牧羊犬に出会ってその働きっぷりに感心したり、突如現われた「スノードンマラソン」に車道を閉ざされて仕方ないから止まってランナーに拍手しつつ待ってたり、これまた柵のひとつもない断崖絶壁の海岸線を散歩したり、コンウェイの青い海を見ながらフィッシュアンドチップス食べたり、地元顔したおっちゃんのいるスィートショップで怪しげなおやつを買ってみたり、休日満喫。

いきなり見知らぬ人に怪しげな英語と笑顔で近づき写真を撮りまくるみっちゃんと、イギリス人に「あ、ありがと」とか「ごめんねー」とかバリバリ日本語で話しかけるジジババ(母)、そして朝起きた瞬間からコーフンと甘えたい気持ちでいっぱいのハイテンションの子供たちとともに楽しい滞在が始まった。