バイオリンと大泣き誕生会

Nahoho2006-09-24

 Year1になったコタはバイオリンのレッスンを始めた。コタの小学校では、year1から学校にバイオリン・チェロ・キーボード・ビオラ・ギターその他いろいろな楽器の先生が学校に来て希望する児童を数人まとめて指導する、というレッスンがある。もちろん料金は払わなければいけないけど、親が送り迎えなんかもしなくていいし、先生もまとめて教えられてラクというシステム。授業時間内に適当に抜けてやらせてくれるところがイギリスっぽい。
 他にもyear1から始められる学校であるクラブ活動は体操やサッカー、演劇、ランニング?、フランス語、リコーダーなどいくつかあって、親としてはまだじっとできないコタのことやから体操でもやらせようと思っていた。が、びっくり「どおおおーしてもコタはバイオリンがやりたい」と言い出した。「毎日練習無理やろお?」とか色々説得してみたものの、めずらしく意思が固くてやる気満々なコタ。そして調べてみると、グループレッスンなのでそんなに授業料が高くないうえに楽器も貸し出してくれる事がわかり、重い腰をあげました。
 そして初日には、この笑顔。嬉しいらしくて、今のところ毎日ケースを開けてはギコギコしてる。音楽を聴くのは大好きやけど、私もジャイアンもバイオリンなど触るのも初めてな我が家、今後一体どうなることやら?
 しかし、この有料クラブの数々。プロが指導するからいいとも言えるけど、ちょっとしたことをやらせるのにほんとにお金がかかるのでどうかと思う。義務教育内で体育の授業でちゃんと器械体操してくれて、音楽の時間にはリコーダーやハーモニカなんかの楽器を弾かせてくれる日本はエライ!こうしてこの国(イギリス)では階級が育つんやなあ、と感じる。
 さてさて先週末は誕生会が二つ。そのうちひとつでコタの大の苦手の白塗りのクラウンが登場・・。マジシャンも「不思議で」苦手なのに、クラウンはサーカスでも目をつむる程苦手なコタ。もう子供だけ会場に残れる年なのに、盛上る友達の中で一人大泣きして「帰らないでええー」とすがるコタ。大音響のディスコミュージックも苦手らしい。
 いや、あのハイテンションについていけないすごく気持ちはわかるし、日本人らしく繊細でいてくれて嬉しくもあるんやけど、実際は一緒に踊ろうよ!とか言ってくれる友達も無視して、私の後ろに隠れ、終いには私のおっぱいまで触ろうとし始めるコタにかなりイライラしてしまった・・・。ごめんね。小1時間経って、やっと慣れてくれてゲームに参加して、帰りには「面白かったー」とはしゃいでた。。はあ。しかしイギリス人、もう誕生日にクラウン呼ぶのやめてくれえー!