ミニオリンピック

Nahoho2006-06-27

バラの季節です。サクラといい、イギリス人ってこういう八重咲きのポンポンした花が好きやなあ。せっかくのバラの季節なのに、イギリスの6月は私にとって花粉症の季節。一日中鼻がつまってるのでバラの香りは全く楽しめません(涙)。
話は変わって、先週の金曜日はコタ学校でミニオリンピックというものがあった。一応親も呼ばれたので運動会を期待したんやけど、単に体力測定と言ってもいい内容でした(笑)。だって各自得点表を渡されて、親子のペアで校庭中に用意されたいろんな種目を回るだけで終わり。「競争ではなく個人の達成度を高めるのが目的」だそうです。まだ4・5歳の甘えたい年齢なので、親とペアになると張り切るどころか「やりたくなーい」「帰りたい」「おやつ食べたい」(コタです)と不満垂れてたり泣きべその子でいっぱい。親はそれにハッパかけなきゃいけないから面倒くさいのなんのって・・。いや別に全種目やらなくても全然いいんやけど、ジャイアンが一番張り切ってました。測定するのがジュニアスクールの10歳くらいの子達なので、まあ適当。その適当さにも苛立つジャイアン。まあまあ。

種目といっても学年別に別れてて、レセプションの子はボールを親と投げあったり、5mくらいの距離を走ったりドリブルしたり、平均台渡ったり、と他愛ないもの。始めはブーブー文句たれてたコタもだんだんやる気になって、最後の障害物競走の頃には張り切ってた。2時間程で全部終えて、PTAが売ってるアイス食べてさっさと帰宅。
イギリスらしく全くまとまりもとりとめなく進行して終わったこの行事。なんじゃこりゃという感じやったけど、とても印象的だったのは、まだ10歳くらいの子供でもコタ達のような小さな子を褒めてあげるのがとても上手だった事。こっちに来て大人が子供を褒める言葉の種類の多さや大げささに驚いたけど、10歳の子でももうそれをマスターしてる。どの子もどんな結果でも恥ずかしくなるくらい褒める、褒める。「競争でなく個人の達成を重視」をほんとに実践しているんやなあ。国によって大事にしてるものがそれぞれです。