シュタイナーのトコトコちゃん

Nahoho2006-01-19

人形作り、あまりに乙女チックなその響きに今まであまり興味がなかったけど、イギリスで偶然の出会いが。こっちで知りあったドイツ人と結婚して長いドイツ在住の後イギリスに引越してきた日本人女性Yさんが、シュタイナーの人形作りを教えてた。シュタイナー教育はドイツ発祥の子供の芸術性・精神性を高め育てることを重視した教育で、興味はあったけど、その厳しい教育方針(テレビ禁止とか、家を常に美しく飾るとか)でなかなか実行はできず、近くにその学校もなくただ憧れてただけだった。シュタイナー教育は使うおもちゃも厳選してて自然素材で美しいものばかり。なんてことなく見えるこの素朴なウォドルフ人形(やったかな?)も厳選素材とデザインなのだ。Yさんはシュタイナー幼稚園に人形を卸したりしてるプロ。保育実践は無理でもモノくらいは真似てみるか、と素材もプロ仕様を分けてもらい初めての人形作りに挑戦となった。
中に詰めてるのは化繊の綿でなく羊毛の原毛。髪は私が北海道でフキノトウから染めた羊毛を使ったので金髪碧眼と相成りました。この地味ーな表情は、表情を付けすぎて子供が感情移入したり想像しにくくなるのを防ぐためらしい・・。人形、作ってみると意外に楽しい。特にミニチュアサイズの服や靴をつくるところが。自分の子には手作りの服なんて作ったことないのに。ミシンなくてもすぐできる。人形は作ってみたらなぜかデコひろ・頬膨れのキナ顔に。不思議ね。
まだ髪も付けてない頃からコタに「トコトコちゃん」と名付けられたこの子、既にキナにチョコやバナナを食べさせられ、おしり拭きでおしりを拭かれ可愛がられてる。初めはなんかパッとしないなーと思ってた私も、抱き心地もいいしだんだん気に入ってきた。次はもう一人男の子も作る予定。