Book club

今更やけど、今年の私の目標は英語の勉強、です。なんの準備もせずに辞書ひとつ持って渡英して、まず勉強するより前にどうしても読まなきゃいけない書類、どうしてもかけなきゃいけない電話、出さなきゃいけないメール、など無理やりこなしてきた。けど、ママ・子供用語の語彙とテキトー会話能力は増えたものの、受験以来忘れてる文法、そしてアカデミックな単語は全く進歩なし。というか退化し続けてる。せっかく英語圏に住んでるのにこのままじゃいかん、とそろそろ思い始めた頃、友人にブッククラブに誘われた。そして今日、初ミーティングに参加。
ブッククラブは毎月1回、同じ本を読んできた数人のグループで集まって、担当者がその本や著者についてのは発表をしたり、みんなで意見を交換するというもの。ブッククラブ、といえばその意味がわかるくらい、こっちではよくある会合らしい。私は本は好き、でも実はこれまでの人生で英語の本を1冊読みきったことも、読もうとしたことも一度もなかった。(絵本はいっぱいあるけど)それが、今回初めて100ページ程度の薄いものやけど、読み終えた!どんなけ辞書ひいたか・・。自分が恐ろしいほど単語を知らないことに改めて気付いた。でも、英語の勉強だけじゃなく、自分じゃない人が選んだ本を読むってのも新鮮で面白い。しかも最後に感想を言いあえるなら読み甲斐もある。
会員のほとんどが私と同じ年代でしかも同じくらいの小さな子がいて、しかも働いてる人がほとんど。月に一度、ワイン片手に友達と本について話す時間があるって事がすごくいい。これをきっかけに本を読む生活、始めるぞー!
ちなみに今月の本は「Our twisted hero」偶然、韓国語の本の英語訳。始めは私の苦手な男の子集団の心理描写が続いてつらかったけど、だんだんそれが韓国の政治的背景、また私たちのいる社会そのものを象徴してる、とわかりだしてからは面白かった。改めて韓国の近代史も少し学んだ。大好きな種類の本、ではなかったけど私には記念すべき一冊。

Our Twisted Hero

Our Twisted Hero